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魔拳戦士と魔剣戦士からみるオマケ文化の歴史

80年代の魔拳戦士の広告が出てきたので、当時版【魔拳戦士】と現代版【魔剣戦士】について特集記事を書くことにします。

【魔拳戦士】(80年代版)とは杉本屋製菓株式会社から発売されていた「グミ」に付属していたオマケシールである。当時の価格は50円で、青リンゴ味&コーラ味があった。

ちなみに広告の表紙を飾るキャラクターは主人公でもなんでもなく、ハリマ王における宇宙大王と同じ扱いであると思われる。(笑)

内容としては正義と悪が<じゃんけん>で対決するというもので、素材が豪華だった思い出がある。(キラプリズム・金銀アルミでノーマル素材はナシ)

<じゃんけん>がモチーフなためキャラクター名にも「グー・チョキ・パー」の名前が必ず入るようになっている。上記シールを例にすると「へなちょこ=へなチョキ」「アインシュタイン=ジャンケンシュタイン」にしているといった具合。

このキャラクターはカニだからまだよいが、アインシュタインは「ン」しか共通点がないというね。(笑)場合によっては・・・

「キツネ=チョキツネ」
「ゴースト=グースト」
「赤胴鈴之助=赤グー鈴の助」
「アブドーラザブッチャー=アブドーラザブッチョキ」

などなど、『ダジャレ』として法則性を決めるとキャラクター数が作れないので『しりとり法則』も取り入れたと思われる。

今回そんな【魔拳戦士】が21世紀版【魔剣戦士】としてリメイクされるそうである。(※杉本屋製菓株式会社より画像引用)シール化するためのテストマーケティングとしてクラウドファンディング(希望者から資金調達して制作する手法)ではじめるとのこと。

125万円の資金が集まれば6枚シール化され、今後グミのオマケとして商品展開される見込みが出てくる。逆に言えば、これが成立しなければ今後菓子メーカーがオマケを付属する可能性は低くなるともいえる。

また80年代のオマケブームが再来しにくい原因として「当時と法律が違う」というのがあげられる。

現在の景表法では、実施するキャンペーンによって景品の上限金額が定められているのでオマケにかけられる予算が決められてしまっている。

ざっくり調べてみたところ、一般懸賞(ポイント集めて応募系)で2%。総付景品(ボトルキャップのフィギュア系)で1,000円未満の価格は景品類の最高額は200円までらしい。

また素材も昔使えたものが今は使えない場合も多い。例えば、80年代のキラプリズム素材やゴム人形(塩ビ)は燃やすと有毒ガスが発生するため今のオマケでは使用できない。というか入手できない。(現在は同じ素材に見えても薬品の配合が異なるものを使用している。)

すなわちオマケブームの再来には、様々なハードルがあるのだと個人的には分析している。

というわけで【魔拳戦士】&【魔剣戦士】応援の意味をこめて<じゃんけん>モチーフの作品【じゃん拳法】をZineenブランドでも制作してみました。

80年代にこういうオマケがあったということを知ってもらうことが目的です。それから30年後の今、デンギガにしろ魔剣戦士にしろ昔の流れを引き継ぎつつ新しい波が生まれていく。そういう文化としてシール・カードなど玩具が継続させていくためには何が必要なのか真剣に考える時代に突入しているのかもしれませんね。